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new「CINEMA塾」2014講座

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new「CINEMA塾」について

映画監督の原一男です。今年の春、4月から、new「CINEMA塾」講座を開講します。1年かけて、計12回。場所は、アテネフランセ。
私は、ドキュメンタリーに関わって40年。この年になり、ドキュメンタリーとはなんだろうか?という本質的な問題について、みなさんと、改めて、猛烈に、勉強をしたくなりました。

今回は、セルフドキュメンタリーをとりあげたいのです。講座のタイトルは「極私の系譜 映像の中の欲望たち」。私たちの「極私的エロス・恋歌1974」が、当時、ヒットしましたし、たいへん話題になりました。私自身の"三角関係"という極めてプライベートな題材を扱っています。その頃、全共闘運動が起き、革命が起きるかもしれない、時代が大きく変わろうという予感の中で、個として〈私〉は、いかにあるべきか、と自己変革を目指して自問自答を続けました。その作業をカメラで記録すべきだと考えたわけです。作品は、幸いに、共感を持って迎えられ、その後、実に様々なセルフドキュメンタリーがたくさん作られてきました。今回の講座は、それらの作品を上映し、作家・監督たちをゲストに迎え、昭和から平成へと時代が変わる中で、セルフにこだわる意味、〈私〉という存在が、どのように変遷したのか、深化したのか、世代によって〈私〉のとらえ方に差異があるのか、などを、ディスカッションによって深めたいと願っています。講座は、お昼から始めて夕方6時まで、正味6時間をかけて、熱っぽく、濃い議論を展開したいと考えています。


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